全国住宅市場調査の結果発表、賃貸住宅市場は改善続く 住宅金融公庫
(2002/08/27更新)
住宅金融公庫が「02年6月 全国住宅市場調査」の結果を発表した。この調査は、住宅金融公庫が全国の住宅建築請負企業、不動産企業及び仲介企業4722件を対象に、注文住宅、賃貸住宅、分譲住宅、中古住宅、リフォームの各市場動向について、02年6月30日〜7月15日にFAXによる調査を実施し、回答の結果をまとめたもの。今回の回収件数は2537件。同調査は毎年度4回(6・9・12・3月)行われている。
注文住宅の受注状況判断D.I.(第1、2選択肢の回答割合−第4、5選択肢の回答割合)は全国−18.0%ポイント、首都圏−9.1%ポイントと、前回調査に比べて大幅に改善した。今後6ヵ月は前半3ヵ月はほぼ横這いに推移するものの、後半3ヵ月はマイナス幅が小幅ながら縮小する見通し。特に首都圏は後半が−1.9%ポイントとなり、受注の改善が期待される。
賃貸住宅市場は、全国−19.0%ポイント、首都圏−21.7%ポイントと2期連続で改善した。今後6ヵ月の受注状況は前半は全国、首都圏ともに−10%ポイント前後、後半3ヵ月は特に首都圏で−2.4%ポイントとなるなど、かなり改善が見込まれている。しかし今期の空室状況は全国、首都圏ともにマイナス幅が拡大(空室増加)した。
分譲マンションの成約は全国−26.1%ポイント、首都圏−24.5%ポイントと2期連続で改善。先行きはほぼ横這いの見通し。用地取得は全国−30.2%ポイント、首都圏−29.8%ポイントと2期連続で悪化。しかし今後の見通しについては、マイナス幅が大きく縮小、潜在的な土地取得意欲を反映していると考えられる。
建売住宅の成約は全国−29.2%ポイント、首都圏−27.4%ポイントとなるなど、前回より大幅な改善が見られたものの、今後については慎重な見方をしている企業が多い。用地取得は全国−24.2%ポイント、首都圏−23.0%ポイントとなり、改善した。今後はほぼ横這いの見込み。
中古マンションの成約は全国−33.7%ポイント、首都圏−16.7%ポイントとなり、全国、首都圏ともに小幅ながら改善した。今後は全国、首都圏とも−30%ポイント台で推移するなど、厳しい見通し。中古戸建て住宅の成約は全国、首都圏ともに−24.1%ポイントと2期連続で改善。今後は横這い、もしくは悪化の見込み。
リフォームの全国の受注は内装7.5%ポイント、設備2.7%ポイントとなったが、増築は−23.1%ポイントと、2期連続の悪化。今後はいずれも改善の見通し。首都圏の受注は、設備が3.4%ポイントとわずかに改善したが、内装、増築ともそれぞれ−6.6%ポイント、−34.3%ポイントとなるなど、2期連続で悪化。今後は設備が21.7%ポイント、内装5.1%ポイントとなるなどやや改善の見込み。