三鬼商事が3月度のオフィス平均空室率を発表
(2002/04/15更新)
オフィスビル賃貸仲介の三鬼商事(東京都中央区)は、このほど3月末時点の全国主要都市オフィス平均空室率を発表した。
東京ビジネス地区の平均空室率は5.00%、前月比0.21ポイントの上昇。同地区で空室率が5%台になったのは00年2月以来。大型の新築ビルは成約まで時間がかかるため、竣工時にはまだ募集面積が残るケースが目立つ。しかし、前年竣工した大規模ビル、好条件のビルはほぼ好稼働。都心5区の同空室率も5%台になっているが、4月の新年度を迎えてリストラが落ち着けば、上昇傾向にも歯止めがかかると見ている。
大阪ビジネス地区の平均空室率は9.99%、前月比0.08ポイントの上昇で、10%寸前となった。今春は新規供給がなく、リストラに伴う返室、解約が相次ぎ、空室在庫が増加した。エリア別の平均空室率は梅田地区で7%、淀屋橋・本町地区で10%台前半、船場地区では13%台にまで上がった。ただ、新大阪地区については、成長産業、ハイテク産業などの業種が多く、他地区と比べると市況後退に歯止めがかかっている。
名古屋ビジネス地区の平均空室率は7.43%、前月比0.17ポイントの上昇。今春は前年度末からのリストラに伴う統廃合、撤退、館内縮小と、大型ビルの新規募集の影響で、空室在庫が増加した。しかし、新規ビルは堅調なため、今後の募集状況が注目されるところ。