05年9月の賃貸市場動向調査結果 ミサワエムアールディー
(2005/09/27更新)
ミサワエムアールディーは05年9月の市場動向「秋の転勤シーズンにおける賃貸市場速報」をこのほど発表した。今期も供給過剰感は依然として強く、借り手市場が続いている。
同調査は半年に一度行っており、現在の賃貸市場の動向はもとより、今後の市場についての情報を、入居希望者と家主の双方へ適切に提供することを目的としている。調査の対象はMISAWA−MRD会員不動産会社で、回収総数は325件。調査日は05年9月12日。首都圏、中京圏、近畿圏、福岡圏別に、賃貸管理業者に現在の需給状態、現在及び今後の家賃相場、敷金・礼金制度の変化を中心とする動向を調査した。
◎首都圏
現在の賃貸市場の需給状態は「供給過多」との回答が単身者用、ファミリー用ともに7割を超え、引き続き借り手主導の市場が続いている。首都圏の貸家着工数は99年から5年連続で増加を続けており、直近2年間は年間15万程度と大量供給されている。現在の家賃相場は下降回答が単身者用、ファミリー用ともに6割を超えている。特に単身者用は「大幅下降」回答が前回調査(05年2月)から4.4ポイント増えている。家賃の減額交渉に応じる家主も、ともに7割に迫っている。
◎中京圏
現在の賃貸市場の需給状態は「供給過多」回答が主流を占めており、中京圏においても借り手主導の市場となっている。しかし、単身者用の「供給過多」回答が前回の61.6%から44.7%へと大幅に減り、三大都市圏の中では供給過剰感が薄い状況。家賃相場は単身者用、ファミリー用ともに「横ばい」との回答が過半数を占め比較的安定した状況がうかがえる。また、家賃交渉をしてくる借り手の割合は、単身者用・ファミリー用ともに「ほとんどない」が約半数を占めている。中京圏の賃貸市場は、他圏域に比べて需要旺盛な地域が多いことが推察される。
◎近畿圏
現在の賃貸市場の需給状態は「供給過多」との回答が単身者用、ファミリー用ともに約7割を占め、依然として供給過剰感の強い市場となっている。現在の家賃相場は、「若干下降」回答が単身者・ファミリー用とも半数を占めており、依然として下降傾向。しかし、ファミリー用では「横ばい」が43.5%に増えており(前回23.4%)、下降傾向は緩んでいる様子がうかがえる。今後の家賃の見通しは、両物件種別とも「若干下降」回答が減り「横ばい」が過半数にまで増えて、安定感が強まっている。家賃交渉をしてくる借り手の割合も、ファミリー用においては頻度の低い回答にシフトしている。
◎福岡圏
現在の賃貸市場の需給状態は「供給過多」との回答が単身者用、ファミリー用ともに過半数を占めており、依然として借り手主導の市場。しかし、ファミリー用では、「需要過多」回答が増加するなど、やや供給過剰感が薄れた地域もある。現在の家賃相場は、両物件種別とも「若干下降」回答が7割を超え、家賃の下降傾向が一層強まっている。特に単身者用は「大幅下降」が前回の6.5%から17.1%へと10.6ポイントも増加した。家賃の減額交渉に応じる家主が「増えている」と回答した割合は、単身者用で37.3ポイント増の85.7%となった。ファミリー用でも7割を超えた。ただし、家賃交渉をしてくる借り手の割合は両物件種別とも「2〜4割程度」であるとの回答が7割を占め、二大都市圏よりも少なくなっている。
●この記事に関するWebサイト
ミサワエムアールディー
http://www.misawa-mrd.com/