定期借家制度実態調査の結果を発表 国土交通省
(2007/07/04更新)
国土交通省は、定期借家制度実態調査の結果を発表した。
調査の対象は、賃貸住宅の仲介、管理、経営のいずれかに関わる団体の会員が取り扱う物件及び入居者で、事業者向けは賃貸住宅ストックが多い上位26都道府県を抽出して調査。家主、入居者向けは主に東京都。調査方法は事業者・家主は郵送等によってアンケート票を配布、入居者は事業者の店頭等で賃借人や来店者にアンケート票を配布した。事業者の配布部数は5,100社、回収部数は1,282社、回収率25.1%。家主の配布部数は3,000人、回収部数は506社、回収率16.9%。入居者の配布部数は3,000人、回収部数は385社、回収率12.8%。調査時期は07年3月。
定期借家制度の認知状況について、事業者は「詳しい内容または基本的な内容を知っている」が92.3%、家主は「内容を知っている」52.3%、「制度があることを知っている」36.4%、「全く知らない」11.3%にとどまった。入居者は「内容を知っている」33.0%、「制度があることを知っている」34.0%、「全く知らない」も33.0%にのぼった。
定期借家制度の活用状況について、事業者は「定期借家契約の実績がある」55.0%、「実績がない」44.9%。実績がない事業者のうち74.6%は今後活用する意向があると回答した。活用しない主な理由として「空き家になる可能性がある」45.8%、「普通借家契約に特段不都合はないから」44.4%。活用している事例としては「転勤留守宅等を賃貸する」68.5%、「建替え・リニューアルの計画がある」51.3%。家主は「定期借家契約の実績がある」25.5%、実績がない家主は74.5%。実績がない家主のうち65.8%が今後活用する意向があると回答した。活用しない主な理由として「制度が複雑で正確に理解しがたい」41.9%、「普通借家契約に特段不都合はないから」32.3%。活用している事例としては「建替え・リニューアルの計画がある」64.2%、「転勤留守宅等を賃貸する」56.4%。入居者は定期借家契約を結んだ理由として、「気に入った物件が定期借家だったため」が57.9%、「一時金が安かったため」36.8%、「同条件の物件と比較して家賃が安かったため」28.9%。
定期借家の契約内容の状況では、契約期間について事業者は「2年」が28.3%で最も多く、次いで「5年以上」28.1%、「3年」が22.3%だった。長期の定期借家契約が普及しない理由として、「200m2未満の住宅は中途解約権が認められており、長期契約を結んでも空き家リスクが減らないため」58.9%、「長期契約を結んでも短期契約と仲介報酬が同額であるため」37.0%を挙げた。普通借家契約と比べた家賃の傾向については、「安い」が39.8%、「同程度」が42.0%、「高い」はわずか1.7%だった。長期の定期借家契約を結ぶ場合の家賃については、「下げたくない」が54.0%、「下げても構わない」が40.8%で、家主は「下げても構わない」が52.4%、「下げたくない」が46.2%だった。
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国土交通省「定期借家制度実態調査の結果について」