集合住宅でのペット飼育に関するアンケート調査を実施 コンパニオンアニマル リサーチ
(2004/06/09更新)
人間とコンパニオンアニマルとの共生をテーマに数々の啓発活動を行う非営利団体「コンパニオンアニマル リサーチ」(略称:CAIRC、東京都渋谷区、会長:正田陽一東京大学名誉教授)は、集合住宅でのペット飼育に関するアンケート調査をこのほど実施し、その結果を発表した。
調査はペット飼育のテーマに関心のある集合住宅に住む管理組合役員、またはペットクラブ役員、一部賃貸住宅居住者など約650名を対象に、04年4月に実施された。有効回答数270名のうち、ペット(犬・猫)の飼育が可能なペット可集合住宅は159、ペット(犬・猫)の飼育が認められていないペット不可集合住宅は111となった。
入居当初からペット飼育が可能な集合住宅は、わずか3割弱で、入居後に管理規約を改正したものが約半数だった。規約の改正を行っているところは年々増加の傾向にあり、94年には1%だったが、以後00年が10%、03年は34%に達した。
ペット飼育可能集合住宅を築年数で見てみると、築5年以内の集合住宅では全体の77%、6〜10年で60%、11〜20年で58%、21年以上で47%で、築年数が浅いマンションほど、ペットの飼育ができるところが多かった。/
ペット可とペット不可集合住宅のコミュニケーション機会を比較すると、「全住民が集まる機会がある」と答えたのは、ペット可集合住宅が73%に対してペット不可集合住宅では63%だった。ペット可集合住宅の25%が「住民が集まる頻度は2、3ヵ月に1回以上」と回答したのに対し、ペット不可では20%以下にとどまった。結果として、ペット飼育を認めている集合住宅の方が、全住民で顔を合わせる機会が多いことが分かった。
ペット可集合住宅のうち90%は、ペット専用設備なしと回答、規約でペット飼育可能とすることで、ペットと共生しているところが圧倒的だった。また専用設備があると答えた場合、一番多かった設備は「足洗い場」であった。
なお、コンパニオンアニマル リサーチは、集合住宅とペットに関連する様々な活動を行っている。CAIRC Web(http://www.cairc.org/)は、テキストブック「集合住宅で犬や猫と暮らす」の無料ダウンロード、ペット可集合住宅に興味のある賃貸住宅オーナーや管理者向けの「犬や猫と暮らす集合住宅 経営・管理サポート読本」の無料配布、エリア別「ペットにやさしい不動産会社・管理会社リスト」の掲載なども行っている。