国土交通省「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」において「ハード・計画に跨る総合的な提案」に選定 ミラクルスリーコーポレーション
(2006/06/09更新)
ミラクルスリーコーポレーションの作品
株式会社ミラクルスリーコーポレーションは、このほど国土交通省が発表した「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」において、「ハード・計画に跨る総合的な提案」に選定された。
国土交通省住宅局は、「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集」を05年9月30日に発表、ミラクルスリーコーポレーションはミラクル構法による既存共同住宅再生の提案を行い、その結果が待たれていた。
このほど、選定作業が終わり、5月10日に国土交通省住宅局から選定結果についての発表があった。その結果、149案の内、計53案が選定され、同社の提案が「ハード・計画に跨る総合的な提案」として選定された。6月末まで住宅金融公庫すまい・るギャラリー(東京都文京区)にて、同社の提案を含め、選定提案のパネル展示が行われている。
住宅金融公庫「すまい・るギャラリー」に53作品が展示された
この提案募集は、老朽化した公共賃貸住宅を再生する意味で、これまでの建て替えだけでなく、改修や増築等を含めた総合的な再生手法を導入し、ストックの有効活用を図りつつ再生を進めていく必要があり、そのため既存共同住宅団地の再生に係る計画手法、事業主体・事業スキーム、ハード技術、経営・管理手法について広く提案を募集し、選定された提案の活用を推進するというもの。
提案応募登録は05年10月3日から11月15日、応募図書提出期限は06年1月10日とされ、全国から登録者数156名、応募者数107名、提案数149提案が寄せられた。財団法人ベターリビング内に設置された「既存共同住宅団地の再生に関する提案募集選定・活用推進委員会」(委員長・巽和夫氏:京都大学名誉教授)において、厳正な審査、選定作業が進められ、149提案うち53案が選考委員により選定された。53提案のうち優秀提案は10案、その他、選定提案として1.ハード技術に関する提案16案、2.計画に関する提案17案、3.ハード・計画に跨る総合的な提案10案、以上計53提案が選ばれた。
ハード・計画に跨る総合的な提案」作品が並べられた
同社の提案は、既存住棟の上部に増築する工法「ミラクル構法」と、廊下とエレベーターを設置する工法「ステアーズ工法」、耐震性能のアップを図る「WAWO工法」を用いて既存共同住宅団地を再生するもの。その効果は、上部の増築構造躯体で既存住棟の耐震補強を行うことで継続的な利用が可能になる。これは仮設住宅が不要になるばかりか、居住者の精神面・身体面の負担を軽減することになる。また、増・改修に伴う住み替えが各棟内でできるため、いつでも、どこからでも工事が可能となり、合意形成と事業推進が容易となる。さらに既存住棟の撤去が最小限になるため、産業廃棄物・騒音・粉塵発生軽減や工事費の縮小、工事期間の短縮が図れるなど、随所に再生の意義を訴えた作品となっている。
今回の再生提案募集の選定結果から、選定・活用委員会の委員長総評では「選定提案を活用したモデル的な取り組みについて支援・推進・情報発信することを視野におき、選定提案が団地再生の促進に効果を発揮するのみならず、課題解決へ向けた技術開発をさらに推し進める礎となることが期待される」とコメントを出している。
今後の予定としても6月13日には選定経過説明、委員長から総評、表彰式および優秀提案の発表会が行われ、国土交通省としても選定提案の団地管理者等への広報・情報提供を行うとともに、選定提案の団地管理者等による活用促進と、独立行政法人都市再生機構や事業者等と共同した研究開発を推進する。
また、選定提案を活用し事業化を進める団地を再生モデル団地として選定し、事業化を推進していく予定としている。同社としても53案の中に選定されたことから、今後は提案作品の活用促進、研究開発に協力していく予定で、現在その準備と推進体制を整えている。
●この記事に関するWebサイト
ミラクルスリーコーポレーション
http://www.miracle3.co.jp/
http://www3.ohyasan.com/totikatu/consulting/miracle1.html