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RC造と木造を合せた新工法「RCアップライト工法」を開発 赤津設計

(2005/09/27更新)

 有限会社赤津設計(名古屋市千種区、代表取締役:赤津牧人氏)は、“鉄筋コンクリート造”と“木造・鉄骨造”を組み合わせ、100年賃貸経営が実現できる新しい工法「RCアップライト工法」を開発した。

 同工法は、べた基礎と一方向の外壁、界壁を厚さ30センチ以上の鉄筋コンクリートで造り、もう一方の外壁と内部間仕切り壁、2階床、ロフト床、屋根を木造などの軽量な部材で造るというもの。床と屋根はそれぞれ鉄筋コンクリートの壁で支えるという仕組み。

 軽量鉄骨造や木造は、25年〜30年を経過すると、外壁素材の劣化、雨水の侵入による構造体の腐食・錆などによる耐力低下、設備などの老朽化がおきる。さらに、間取りのニーズも次第に変化してくるため、家賃を下げるか、建て替えをせざるをえない状況となる。また、建て替えをした場合は、その期間、家賃収入が途絶えてしまう。

 RCアップライト工法の場合、RC造部分は100年以上の耐久性を備えているため、解体する必要がなく、木造の老朽化した部分のみの改修で済ますことができるので、コストも安く済み、また時代に応じた間取りへのリフォームも手軽に行える。また、界壁が30センチと分厚いために、隣接住戸に入居者がいたとしても、騒音や振動の影響はほとんどなく、空室となった1室のみを改修工事することができる。すなわち、改修工事をしながらも、それ以外の住戸から家賃収入を得続けることが可能となる。

 また、同工法は建築用途が広く、長屋建て賃貸住宅の他にも、専用住宅、商業施設、店舗付住宅、事務所付住宅、宿泊施設などへの適用も可能となっている。当初、賃貸住宅専用として建築したが、周辺の社会的ニーズの変化にともなって一部を店舗や事務所に変える、オーナーのセカンドハウスにするなども、RC造部分を残したままで改修すればよいので、一から建て替えを行うよりもローコストで行うことができ、また、環境にも優しいといえる。

 さらに、界壁部分の中心線を境に土地を分筆することで単有の所有権とし、建物を区分所有できる。これにより、将来起こりうる相続の争いや、資産の処分、担保設定などにも有効に活用できる。

 

 地震や火災、津波などの自然災害に遭った際でも、RC造部分はその被害から免れることができ、被害を受けた木造部分のみ改修工事を行えるため、素早い再建が可能となる。

 また、鉄筋コンクリートの厚さ30センチの壁は、外断熱工法を利用することで、コンクリート蓄熱が容易にでき、省エネ効果も実証されている。また、外壁部分に壁面緑化を施すことでCO2削減効果も得ることができる。

 現在、同工法による建物は名古屋に4棟の実績がある。今後は、耐震性向上のための改善や、ある程度の床上浸水を防ぐ装置の開発、建設コスト削減のため一部をプレハブ化し、アルミ型枠の利用等を開発する予定。

 RCアップライト工法についての問い合わせは(Tel/052-759-2723)まで。

●この記事に関するWebサイト
赤津設計
http://www.akatsu-art.com/

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