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介護施設等の入退館管理システムと 職員の出退勤管理システムが注目を集める

(2003/06/09更新)

 特別養護老人ホーム等に対する出入り管理システムである「非接触ICカードによる入退館システム」と「マット式アンテナ」、施設の従業員の勤務状況をパソコンで管理するシステムソフト「たんぽぽ」と、ネットワーク対応タイムレコーダ「テレタイムシリーズ」が注目を集めている。

●ICカード1枚で施設内の移動もスムーズに

カードを投入するとセンサーが作動しドアが開く。

 「非接触ICカードによる入退館システム」は、老人ホームなどにおける高齢入居者の、施設内での事故や無断外出を防止でき、なおかつ、来訪者の施設入退時の煩雑な手続き等を軽減してくれるシステムだ。競合の激しい賃貸住宅に対する新たな土地活用法として、グループホームや有料老人ホーム等の介護施設の建設が増える中、同システムは来るべき高齢化社会にもマッチしたものとして、すでに150もの施工実績がある。

 玄関部分の自動ドアは外部からは自由に入館できるが、内部からは開かないように設定されているため、高齢入居者の無断外出を防止することが可能。来訪者は受付での入館手続後、ICカードを受け取り、そのカードで施設内を自由に移動することができる。

 退去時は、カードを回収ボックスに投入するだけで、施設より退出できる。入退館管理システムと出退勤管理システムとの連動もできるので、様々な勤務シフトの管理も可能である。

 また、ニーズに合わせてカードリーダーごとに読み取るカード、読み取らないカードを設定・変更ができる。カードとカードリーダーとの接触が生じないので、摩擦による故障もない。

●マット式アンテナが無断外出を防止

マット式アンテナ

 「マット式アンテナ」は、玄関の自動ドアや通用口からの無断外出を防止するシステム。高齢入居者の上履きやスリッパの中に薄いタグを入れ、対象者がマットの上を通過するとセンサーがタグを感知して、警報機を鳴らすというもの。

 センサーはタグにのみ反応するので、見舞い客や荷物の搬入車輌などには影響を及ぼさない。これによって玄関部分を開放的に保つことができる。タグ1枚で何度でも使用できるので、導入後のランニングコストも安く済ませることが可能。

●職員の勤務状況を的確に把握・管理

テレタイム200X

 「たんぽぽ」「テレタイムシリーズ」は施設向けに作られている、タイムレコーダとパソコンによる出退勤の自動管理システムで、夜勤、早番、遅番などの複雑なシフトにも対応している。タイムレコーダが読み込んだ出退勤データを元に、パソコンが集計、遅刻、早退等の計算、帳票化までを自動で行う。複数の施設が離れた場所にあってもタイムレコーダはネットワーク対応のため、各施設ごとのデータを電話回線で送り、1台のパソコンで集約・管理することができる。蓄積されたデータを市販のシフト自動作成ソフト、給与計算ソフトに反映させることも可能。

 複数月のデータも扱えるため、「役所提出のために3ヵ月分のデータを出したい」「賞与のために半年分の夜勤の回数を知りたい」「1年間で遅刻の一番多い人を知りたい」といった目的別の帳票化も可能。これにより職員の勤務状況を把握し、しっかりと管理ができるため、職員一人一人の勤務意識を高め、結果的に施設全体の運営意識を高めることができる。

たんぽぽ 勤務処理画面  クリックで拡大

 またタイムレコーダからのデータの取り込みは月2回だけでよいため、事務作業時間の短縮になり、結果的に空いた時間を有効活用して、介護サービスの充実や人件費の削減に当てることができる。

 高齢者向け介護施設を建設予定のゼネコンを中心に、同システムの導入を推し進めていく。

 

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