建設ニュース

ミラクルスリーが、兵庫県・明舞団地再生コンペで最優秀賞に

(2005/03/24更新)

 去る3月13日、NPO法人神戸まちづくり研究所が主催する“老朽団地の再生”を目的とした「明舞団地再生アイディアコンペ」で、ミラクルスリーコーポレーションの再生案「ミラクル構法」が最優秀賞を受賞した。

 このコンペは、40年前に入居が始まった古典的なニュータウンの一区画、13棟が建つエリアの再生をいかに具体化するかというもので、住民代表約30名による投票で選ばれた。

 同社の「ミラクル構法」とは、既存建物の周囲に新たな鉄骨をめぐらせ、既存建物の上部に増築部分を創出するのが特徴。既存建物に住みながらでも工事ができ、これまで積み上げてきたコミュニティを維持したまま団地再生ができる特許構法である。

 具体的には、地上5階建ての団地内13棟のうち11棟を同構法により一層分を増床、地上6階建ての建物に再生。残り2棟を解体し、住民間交流の場となる3階建てのコミュニティプラザを新たに建設。増床部分だけで新規床66戸を確保、解体した2棟の50戸分は全てカバーできるうえ、新たに16戸の新規床も供給できる。

 また、各住棟に階段・廊下、エレベーターなどを新設し、高齢者・障害者でも移動しやすいバリアフリーの住環境が実現できるほか、コミュニティプラザにはデイサービスセンターや高齢者介護センター、コンビニなども誘致することで、収益を生む場として機能させることも可能。

 総事業費は約20億円程度、建物取り壊しを伴う建て替え案のほぼ50%程度で済み、行政側コストの大幅な低減ができるうえ、建設廃棄物低減において環境にもやさしい。

 コンペでの最大の焦点であった“住民理解がどれだけ得られるか?”という部分で、作品の「リモデルだけではなく住民コミュニティの再構築に向けた提案」が住民により支持された。

 コンペの結果を踏まえ、神戸まちづくり研や兵庫県などは老朽化団地の再生に向けて動き出す計画だ。

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