「2004年版 住設建材マーケティング便覧」をまとめる 富士経済
(2004/07/29更新)
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済は、このほど、住宅設備機器、建材市場の最新市場動向、次世代住宅対応部材の開発・販売動向、参入主要メーカーの戦略を調査し、その結果を報告書「2004年版 住設建材マーケティング便覧」にまとめた。
分野別に見ると、「ソーラー・電気設備分野(住宅用太陽光発電システム、ホームエレベータなど)」は、03年市場規模は898億円、05年は03年比154%の1383億円になると予測されている。住宅用太陽光発電システムは自治体の補助政策や、消費者の省エネへの関心の高まりを背景に、順調に市場を拡大している。ホームエレベータは、イニシャルコストが高いため、新築での採用率が低下。
「水回り関連機器分野(食器洗浄乾燥機、ビルトインコンロ、浴室暖房乾燥機など)」は03年市場規模1580億円、05年は03年比129%の2031億円になると予測されている。食器洗浄乾燥機市場は順調な拡大を続けいている。近年は卓上タイプの伸びが著しい。浴室暖房乾燥機は、03年の改正建築基準法に対応した24時間換気システムを搭載した機種が登場しており、今後も増加するものと見られる。
「給湯機分野(ガス・石油・電気給湯機、エコキュート、エコウィル)」は03年市場規模3047億円、05年は03年比113%の3457億円になると予測されている。ガス給湯機が微減傾向にあるのに対し、オール電化住宅の普及を背景に勢力を拡大するヒートポンプ式給湯機の好調さが目立っている。05年は820億円と03年の2.2倍の規模に達するとみられる。
「セキュリティ分野(テレビドアホン、住宅情報盤、監視カメラ、ピッキング対策錠)」は03年市場規模1002億円、05年は03年比109%の1089億円になると予測されている。ユーザーの防犯意識の高まりや、マンションの差別化政策の一環としての採用が増加。特にテレビドアホンは新築需要、既築需要とも増大。住宅情報盤は、マンションにおける防災、防犯システムの一部として採用されるケースが多く、着実な伸び。監視カメラは、セキュリティシステムの一部として住宅に設置されるほか、マンションのエントランス部分、エレベーター内での採用が進んでいる。
「断熱部材分野(断熱材、断熱型サッシ、樹脂サッシ、複層ガラス)」03年市場規模1996億円、05年は03年比105%の2095億円になると予測されている。複層ガラスは、すでにかなり普及しており安定市場へと推移しているが、防犯合わせガラスの需要増大もあり堅調な伸びを示すとみられる。