02年度土地の動向に関する年次報告 国土交通省
(2003/06/09更新)
国土交通省は「02年度土地の動向に関する年次報告」(土地白書)についてまとめた。
それによると土地は所有するだけで将来的に収益が得られるという状況ではなくなってきており、「上手く利用することによって価値が生み出せるものである」と企業も個人も認識しつつあり、土地市場は実需中心の市場へと構造変化してきている。
個人の土地需要を見てみると「土地は預貯金や株式に比べると有利な資産」と見る傾向は、ここ10年で減少しつつあるが、近年はほぼ一定の割合で推移している。土地の資産としての絶対的な有利性は失われたが、他の資産との比較では有利だと考える人がなお相当数存在することもうかがえる。
住宅について見てみると、持家志向が約8割を占めるものの、借家でかまわないと答える割合は増加の傾向にあり、現在賃貸住宅に居住している者でみると、36.7%が借家でかまわないと回答していた。今後はライフスタイルに応じた住み替えができるように、賃貸住宅市場や中古住宅市場を活性化していくことが重要である、としている。