ミサワエムアールディーが8月の不動産流通市場調査の結果を発表
(2004/09/02更新)
ミサワエムアールディー(株)は04年8月の不動産流通市場調査の結果を発表した。8月は通常「夏枯れ」状態となるが、宅地市場における引合件数は全圏域で増加傾向を維持した。今後の見通しも、首都圏・近畿圏・中京圏の3大都市で「上昇」回答が過去最高値を記録した。
同調査は「宅地」「一戸建」「中古マンション」の現在の市場動向を迅速に伝えることを目的としている。調査の対象はMISAWA-MRD会員不動産会社。調査実施日は04年8月9日。アンケートの回収総数は451件。各地域の動向は次の通り。
「首都圏」の宅地市場は「売手市場(買手はいるが売手はいない)」「両者(買手・売手)ともいる」の回答合計が67.6%で、潜在需要は依然として強い。今後価格の「上昇」回答が今月も増加し、過去最高値を更新し、不動産取引業者に先高感が浸透している様子が伺える。中古マンションは宅地に比べると「買手の存在」回答合計が38.4%で購買需要は低い。
「中京圏」宅地は買手の存在を示す「売手市場」と「両者ともいる)」の回答合計が約7割で、潜在需要は旺盛な様子がうかがえる。今後価格の「上昇」回答が大幅に増えて22.2%を占め、初めて「上昇」回答が「下降」回答を上回った。一戸建ては「買手の存在」回答が約7割を維持、潜在需要は強い。中古マンションの購買需要は低調で、市場に改善の兆しが見られない。
「近畿圏」宅地は「売手市場」と「両者ともいる」の回答合計が8割を超え、著しく強い購買需要を示している。一戸建ても依然として旺盛な購買需要。中古マンションの需給状態は、「買手の存在」回答が「買手の不在」を上回り、潜在的需要が強まっている。
「福岡圏」宅地は今後価格の「下降」回答が大きく減り、安定的な見方が強まった。「売手市場」と「両者ともいる」回答合計が増えて7割に迫っている。一戸建ての価格動向では現在・今後価格ともに「横ばい」回答が主流で、安定感が強い状態。しかし中古マンションは実際の購買行動を示す引合・成約件数ではともに「増加」回答が減っており、不需要期にあり、市況は低調。