8月の全国ビジネス地区のオフィス平均空室率を発表 三鬼商事
(2002/09/12更新)
オフィスビル賃貸仲介の三鬼商事(東京都中央区)は、このほど8月末時点の全国ビジネス地区・オフィス平均空室率を発表した。
東京ビジネス地区の平均空室率は6.06%、前月と変わらず横ばいだった。8月もテナント企業の統廃合による解約の動きが出ていたものの、好条件の大型新築ビル、大型既存ビルの入居や成約が進み、空室の増加傾向が弱まった。ただ、来年の大型供給の影響が、今秋から年末にかけて出てくる可能性もあり、都心5区のオフィスビル市況の先行きには不透明感が強い。
大阪ビジネス地区の平均空室率は10.17%で、前月比0.13ポイントの上昇。これは梅田地区、淀屋橋、本町地区で空室が増加したため。ただし、他地区については成約や入居が進み、空室面積が減少した。テナント企業の移転動向について、経費削減を目的とした移転が主流を占めているため、入居ビルで館内縮小する動きも依然として多い。
名古屋ビジネス地区の平均空室率は7.65%で、前月比0.14ポイントの上昇。8月は栄地区で金融機関の大型解約や、大手企業の統合、入居テナントの館内縮小の動きで、空室が増加した。他地区については比較的落ち着いたオフィスビル市況で推移した。新築ビルの募集状況は、7月に栄地区で完成した「チェリープラザ02」が高稼働している。今後の新規供給は10月に丸の内、03年1月に栄地区で予定されており、新築ビルの需要は堅調なため、両ビルともに募集状況は順調。