東京都江戸川区・渡邊オーナー(その1)
(2008-04-24 16:46:49更新)
入居者の立場に立って部屋を改善、空室も解消し、既存の入居者からも喜ばれています。
当コーナー初の東京のオーナー登場です!まだ20代!若い!
今回は、東京都江戸川区で賃貸経営を行っている渡邊浩滋オーナーにご登場いただきました。渡邊オーナーは以前は商社の法務部にお勤めされていましたが、退職して税理士の勉強を始められました。07年11月よりそれまでご両親が所有されていた5棟の物件の賃貸経営に関わり、08年1月に正式に引き継がれました。
現在はオーナー業以外に、税務関連の専門学校で講師を務めており、今年の夏頃からは税理士事務所にも勤務されるそうで、多方面でご活躍されています。
――今回ご紹介いただいたアパートは5室が半年以上空室だったということですが、現在は満室だそうですね。どのようにして満室にされたのか、そのノウハウを是非、教えていただけますか。
ノウハウと言えるほどのものでもないのですが(笑)、今までは20年間ずっと不動産会社に全て丸投げしていたんです。空室が出ても自ら何か行動を起こすということをせずに、受身の経営をしていたんですね。それがそもそも間違いの元だったようで。
鮮やかな色の外壁がお洒落
以前は私の親が所有していたのですが、親は賃貸経営の現状を把握していませんでした。それで、「大家が自ら努力をしなければ満室にはならない」「そのためには、ある程度お金をかけなければいけない」と説得しました。しかし、現金がなかったため、生活費や給料を減らしてまでも修繕費に充てる、ということに猛反対されましたね。
この後、何度も意見の対立があったのですが、「お金を修繕費に充てないと、入居率も下がるし、生活費に使っていると経費にならないから税金も高くなり、さらに収入が減るという悪循環になる」ということを、わかりやすく図解までして何とか説得しました。
そういう風に意識改革していって、入居者の立場に立ち、どうすれば入居してもらえるのか、ということを心掛けるようにしました。とりあえず、行動してみたということが良かったのかなと思います。これだと思ったことをとにかくやってみたんです。
――具体的に言うとどのようなことでしょう。
かわいいカウンターもついています(画像はオーナーより提供)
まず、賃貸経営関連の本を30~40冊は読んで猛勉強しました。そして、このままではいけないと思って行動を開始したのが07年の11月頃。まず現状を把握するために、今住んでいる入居者にアンケートをとりました。
空室が全て1階だったので、防犯面があまり良くないということは分かっていたのですが、それ以上に皆さんが不満に思っていたのは、収納の問題だったんです。というのも、こちらの部屋には収納が全くなかったんです。アンケートをとってみて初めて皆さんの気持ちが分かったんですね。
それで、テレビモニターホンと暗証番号式のオートロックを各部屋に付けて、収納もサービスであらかじめ置いておくことにしました。背丈くらいのワードローブなのですが、リサイクルショップでほぼ新品のものを格安で手に入れました。
9帖の広めのワンルームです
それから、このアパートは女性専用なので、ちょっとかわいい感じにチラシ作成会社にチラシを作ってもらって、これを持って地元の不動産会社を回りました。それまで私は仕事でも営業をした経験がなかったので、初めは何をしゃべったらいいのか全く分からなかったんです。
それで、自分でこのアパートの説明書を作成して、「私の言いたいことは全部ここに書いているので、これを読んでみて下さい」と言って説明書を渡して回ったんです。他に言い忘れたことや補足的な説明は、あとで担当者にメールで伝えました。
そこからですね、とんとん拍子に入居が決まりだしたのは。初めは不動産会社はもっと閉鎖的なのかなと心配していたのですが、意外と歓迎していただいて、むしろ「空室があればどんどん紹介して下さい」という感じで言っていただけました。
(その2へつづく)