大阪市生野区・松浦オーナー(その1)
(2007-11-27 14:54:23更新)
「自分の部屋を一番分かっているのは家主自身。ちょっと他とは違うなということを、不動産会社や見学者に分かってもらうことが大事です」
今回は、「がんばる家主の会」の主宰者であり、大阪市生野区でマンション経営をされている松浦昭オーナーにお話を伺いしました。
インターネット無料、防犯カメラ9台設置で、物件の価値を上げる
松浦さんの経営されているマンションは、大阪市営地下鉄千日前線の始発駅である「南巽」駅から徒歩5分ほどの場所に立地しています。8階建てで、住居が28戸、1階に3つの店舗が入っています。店舗の一つは美容院で、その華やかな雰囲気によってこの物件全体がお洒落に感じられます。
外観。今年の3月に改装しました
--毎日こちらの物件に来られているのですか。
いえ、毎日ではなく妹と交代で来ているんです。私が3日、妹が3日。日曜日以外はどちらかが来ています。
--1985年築なので、現在築22年とのことですが、そんなに築年数が経っているようには見えないですね。
いつもお洒落です、松浦オーナー
築8年目にも1度したのですが、外壁の改装を今年の春にやったばかりなんです。その時に各部屋の扉とかエントランス等も改装して。今回のイメージカラーは黒・白・グレーに統一しました。玄関の扉は黒で、ダイノックシートを上から貼りました。エレベーターはグレー、室内の壁は白、もしくはグレー。エントランスの郵便受けも全部変えたんです。変えなかったらそこだけ浮いた印象になってしまいますし。メールボックスを一つチラシ入れにしているので、ゴミ箱もいらないです。
それと、今回、インターネットを全戸使い放題で無料にしたんです。使用料はこちら持ちということで。導入したのは「e-Broad(イーブロード)」http://www.e-broad.jp/というところの光ファイバーなんですが、税込みで1戸当たり月額3,045円。うちは1棟単位で入れたのでさらに安くしてもらえたんです。インターネット無料にしたことで、それがまた物件の付加価値になります。
あと、今は電力も売買できるじゃないですか。それで、うちが関西電力から電力を買って、うちから各戸に電力を供給できるという設備を導入したんです。そうすることによって、物件全体の電気代が20%ぐらい安くなるんです。入居者は、5%ほど安くなるらしいです。設備代は約7年で償却できるので、あとは丸々利益になります。今回この工事をした会社は、うちが1号目だそうです。私は新しいものが好きなので、何でもやってみようと思っているんです。
--防犯カメラも9台付けられているとか。
反対側の外観。白とグレーのコントラストが美しい
そうです。カメラの映像は全部インターネット上で見ることができます。エントランスにモニターも設置しているので、入居者にも「映ってるぞ」ということを意識してもらえます。カメラは玄関に2台、ゴミ置き場1台、自転車置き場1台、エレベーター内1台、駐車場1台、屋外階段1台、2階と8階に1台ずつ。だからどの場所からでも人が入ってきたら見ることができます。
すべて録画されているのですけど、先日、うちの前の道路でひき逃げがあったんです。それで、生野警察から『もしかしたらそちらのカメラに映ってるかもしれないから、映像を見せてもらえませんか』と連絡がありました。あと、以前に泥棒に入られたことがあったのですが、それもカメラに映っていて、映像を警察に提出して犯人が逮捕されましたよ。中国人の3人組だったんですけど。
--入居者は若い方が多そうですね。
間取り
今は2~3歳から小学生ぐらいのお子さんがおられる若いファミリーをターゲットにしようと思っています。一番最近入られた方のところはお子さんがまだ2歳だそうで、『私の孫と同い年ですね』という話もしたり。高齢の方は少ないです。22年前に新婚で入居された方は、もう今は新婚じゃないですけど(笑)、でも22年間住んでいただいています。大変ありがたいことです。
--入居者と、とても良い関係を築いておられますね。
まあ、あまり踏み込まずに、ある程度の関係を保っていますが。でも顔を合わせたらすぐにどなたか分かります。そういえば、この前、うちの入居者で70代の奥さんが部屋で倒れられていたんです。韓国人の方なんですが、ご主人は養老院に入っていて、息子さんはアメリカに行っておられる。
それで、教会の牧師さんから『最近○○さんが教会に来られないのですが、どうされていますか。部屋を開けてもらえないですか』と連絡があって、開けてみると倒れていたんです。5日間何も飲まず、食わずで。それで救急車を呼んで、何とか一命は取り留めたんです。それで教会から息子さんに連絡を入れていただいて、戻ってこられて。そしてその息子さんにアメリカの話を聞かせてもらったりして、息子さんとも親しくなりましたね(笑)。
(その2へつづく)