大家さん座談会(その2)
(2007-11-20 09:10:44更新)
その1はこちら
入居者とのコミュニケーションは必須、顔と名前は全員一致します
松浦:
入居者の顔と名前は常に把握して、コミュニケーションは積極的にとるようにしています。数年前からマンションの掲示板にも自分の携帯番号を貼っています。「何かありましたら24時間いつでも連絡下さい」と。入居者に会うたびにも、「どんどん言って下さい」と言いますね。問題は表面化する方がありがたいという気持ちを持っています。不満が溜まって何も言わずに退去する、ということにならないためにも、どんどん言って欲しいですね。ただ、柏元さんのところのように400戸ともなってくると、入居者の顔を全て把握するというのは現実的に無理でしょうね。
柏元:
会った時は挨拶はしますけど、さすがに顔と名前を全て覚えるのは無理ですね…。まあ、私一人でやっている訳ではないので、そういう意味では対応した担当者の話の持って行き方なんかで、トラブルは防げるかなと思います。本当に単純な感情のいざこざが発端になると思いますし。
原:
私も自ら物件に行って掃除をすることが大事と思っています。行くことによって、入居者ともちろん会いますし、クレームなりを直接聞くことができるんです。入居者はわざわざ電話してくることはなかなかないので、だから家主が物件に行ってコミュニケーションをとるということはとても大事だと思います。あまり深入りはしないですけど。
橋本:
私の場合は、物件が道路を挟んで向かいにあるということで、かなり深入りしています(笑)。息子、娘の同級生もかなり入居されていますし、当然、地域での活動も、こういう立場だと色々声がかかります。入居された頃は「おはようございまーす」と言われて、「誰だったかな?」と思っていても、そのうち「あ、○○号室の誰誰さんだな」と分かるようになってきます。今は全部の方の名前と顔が一致します。
この間も、「お風呂の換気扇と網戸が調子悪いんです」と言われて、見に行ってみたらどちらももう悪くなっていて、取り替えることにしたんです。合わせて5万円ぐらいだったんですけど、その方が「ありがとうございました!本当にお金払わなくてもいいんですか?」と言われたんで、「え?くれるんですか?」と聞いたら「いや、ごめんなさい、聞かなかったことにしてください」って(笑)。とまあ、こんな冗談を言えるような仲になっていますね。
コミュニケーションをとることによって、出て行かない人間関係が作れる、他に行くくらいならここでいいや、他を探そうかなという思いを起こさせないためにも、入居者の話はできるだけ聞くようにしていますね。
吉村:
うちは、父親の代から2年毎に更新手続きをしてもらっています。更新の期日が来た人に契約更新の書類を配って、後日持ってきてもらうようにしています。その時に粗品も渡して。入っている人にしたらちょっと面倒なんですけど。書類には、入居されている方の家族構成をもう一回書いてもらっています。お名前とか生年月日とか。お子さんが生まれたこともそれで分かりますし。それが結構コミュニケーションに役立っている気がしますね。
松浦:
更新料を取る、取らないではなしに、更新をすることによって、もう一度お互いに対面することができますし、火災保険の切り替えも2年に1回でちょうどその時にできますからそれはいいですね。うちもそれ、考えてみよう。
(その3へつづく)